私が初めて給料明細を手にしたのは、20歳のとき。そのときは喜びよりも、実際に手元に渡る金額が随分と減るのだと残念に感じたのを覚えています。年金や社会保険などの知識がほどんどない子供だったのだと、今思い返すと恥ずかしく感じますね。

そんな20歳の私に読ませたいなと思ったのが、この本。社会保険、年金のキモが2時間でわかる本

この本は、難しくて分かりにくい部分を、ある会社を舞台にストーリー形式で紹介してあり、とてもスムーズに頭の中へ映像化して届けてくれます。もちろん実際に映像がある分けじゃないけど、物語を読むように楽しみながら社会保険や年金が学べます。

いくつかの会社を渡り歩いて、今では自分で確定申告をするようになって、ある程度の知識は持ち合わせるようになった私でも、まだ知らないことがありました。

そして、今は知ってるけど、23歳の時には知らなくて損していたのが、この本の中でも紹介されている、高額療養費について。

私が23歳のとき、膵臓の手術で1か月ほど入院したときは、実際にかかった医療費が120万円ほど。当時の自己負担額は2割だったので、24万ほど支払いました。当時、きちんと申請していれば、10万円ほど戻ってきたかもしれません。

今回の父の心臓手術も、トータルの医療費が約400万円程かかり、自己負担額は約120万円。でも、高額療養費の対象になるために、実際は22万円ほどで済みました。

しかも、本書には書かれてありませんでしたが、高額療養費の現物給付化によって前もって申請しておけば、自己負担の限度額の支払いで済むようになっています。

ただ、もう少しこの本をしっかり見ていれば、もっと負担額は少なくなっていただろうと思うことが1点あります。

それが、いつ入院して、退院したかということ。

今回の場合を例にすると、(1月26日入院、2月20日退院、手術日1月30日)
1月分 医療費 30万 自己負担額が9万円
2月分 医療費370万 自己負担額が11万円
(※2月分は、高額療養費の申請を前もってしていたため、この自己負担額で済みました)

2か月にまたがっているのを、2月の頭に入院し、2月中に退院していたら、実際の自己負担額は、12万円ほどで済んでいたかもしれません。
ただ、病院側にも都合があるので、手術日を変更してくれればの話ですけどね。

次に気になったのが、年金と給与を同時に支給されている場合のお話。

実際、私の父が65歳で年金支給を受けながら、県の嘱託社員として月に12万円程度の給料で働いています。年金も減額され、前回の確定申告で、5万円ほどの所得税を支払い、市民税も結構な額の請求があったそうです。

この本を読んでいると、給与以外の支払いになれば、年金の減額は無くなるようです。でも、父の場合が給与以外の支払い方法が出来るのかどうか。。

また、今回の手術で父は第1級の障害者となるため、通常は75歳以上が対象となる後期高齢者医療制度が利用できるようです。どちらにするかは選択が出来るようですが、母が扶養家族になっていることや、毎月の医療費がどのくらい必要なのかによって、どちらが父にとって良いのか複雑な計算をしないと解りません。

この本は基本的に社会保険と年金の入門書なので、そこまで詳しくは書いてないので、自分で調べるか、役場などに相談に行くしかありません。

話がそれてしまいましたが、この本を読んでいると、自分や家族の様々なケースに照らし合わせて色々と考える機会が増え、社会保険や年金に興味を持つようにもなりました。

4月から初めて社会人になるような人へのプレゼントにも最適なんじゃないでしょうか。知ってると得する知識の補充が出来ると思います。

社会保険・年金のキモが2時間でわかる本
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それと、私の周りにも安易に会社を辞めてフリーターになったり、独立したりする人が結構いますが、これを読むと少しは考えが変わるのではないでしょうか。

いかに、会社員が様々な面で保障されているかが解ります。

著者のブログ
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